大学１年生の夏から大学２年生の夏まで、１年間アルバイトをしていました。岩手県のホームセンターでレジのお仕事をさせていただいていました。時給は700円で、アパートから歩いて5分だったため、通いやすい場所でした。また週に２～3回で３時間だけだったので、給料は月に２～３万円程度だったでしょうか。
奨学金で大学に通っていたのですが、奨学金だけでは趣味などに使えるお金がなかったので、アルバイトを始めようと思いました。また、大学に入る前から社会人のいとこから、「アルバイトをして社会経験をしておいたほうがいいよ」とアドバイスを受けていました。
アルバイトをしていて悪い点、大変だった点は、テスト期間にアルバイトが入っても休むことができないというところです。また12月31日の大みそか18時までアルバイトをし、そのあと急いで新幹線で地元に帰ってお正月を迎えてこともありました。
アルバイトをしていて良かった点は、社会人の働く姿を身近で見れたところです。普段大学生は、毎日好きな友人と会うことができますが、歳の離れた人と会話をすることなどほとんどないのです。私は年代が同じくらいの女の子としか話せなくて、これじゃだめだと思っていました。
アルバイト先で年代も違う人とお話できることは、社会体験としてとても良い機会だったと思います。私たちアルバイトには、社員さんは良いところは良い、悪いところは悪いと指摘してくれました。普段大学で友人と過ごしている分には、注意もされたりもしないし、するのも面倒だと感じることもあります。人に注意することなど、他人から見ればおせっかいですし、言い方次第では嫌われてしまいます。私はどちらかというと人には注意などしたくはないのですが、指摘してくれる人がいるというだけで、ありがたいことなんだと思うことができました。
またアルバイトをしたことで、精神的に強くなれました。レジのお仕事をしていると、さまざまなお客様の声に耳を傾けなければなりません。時には怒られることもありますし、無理なことをお願いしてくるお客様もいました。またお客様によって、袋を２つに分けてくれ、とかギューギューでもいいから１つにしてくれなど、ニーズが全く異なります。できればお客様の声にお応えしたいというサービス精神も身につきました。そして、お客様に気持ちよくお買い物していただくには、不快にさせないためにどうしたらよいか、私が気づかないところまで、社員の方は私に教えてくださいました。とても良い経験だったと思います。
